【令和7年度速報】注目の助成金・補助金まとめ|キャリアアップ・新事業・IT導入支援まで解説

令和7年度 助成金・補助金速報
~賃上げ・人材確保・DX推進を支援する注目施策まとめ~

2025年度(令和7年度)に入り、厚生労働省や経済産業省をはじめとする各省庁から、企業支援に関わる助成金・補助金の情報が続々と発表されています。昨今は最低賃金の引き上げや人材確保の難しさ、DX(デジタルトランスフォーメーション)への対応など、企業が取り組むべき課題が山積。今回の新年度施策は、そうした経営課題をサポートする内容が多い点が特徴です。

本記事では、現時点で判明している助成金・補助金の概要と変更点を速報的にまとめています。なお、業務改善助成金に関してはまだ最終情報が公表されていないため、続報としてご案内予定です。

キャリアアップ助成金

  • 重点支援対象者以外の支給額が大きく減額
  • 賃金規定改定コースで昇給率区分が4段階に細分化
  • 「認定制」から「届出制」へ手続きフローが変更予定

人材開発支援助成金

  • 計画届の提出期間が緩和(6か月前~1か月前まで)
  • 賃金助成額の見直しで活用しやすく

人材確保等支援助成金

雇用管理制度コース: 最大287.5万円。離職率低下が条件。

外国人労働者就労環境整備コース: 要件が緩和。離職率の算定方法が変更に。

テレワークコース: ソフト面(研修・制度)支援が中心に。

働き方改革推進支援助成金

  • 賃上げ加算に「7%以上」が新設
  • 36協定未締結事業所の要件が一部限定

中小企業新事業進出補助金

  • 補助率1/2・上限最大7,000万円
  • 賃上げ・付加価値目標の達成が必要

IT導入補助金

  • 通常枠・インボイス枠・セキュリティ枠など
  • 補助率最大4/5、小規模事業者向けの特例も

今後の見通しとまとめ

今年度の助成金・補助金は「賃上げ」「人材育成」「新事業」「DX」がキーワードです。特にキャリアアップ助成金や人材開発支援助成金は制度が大きく変わるため、従来の感覚で進めると不支給リスクも。企業の成長戦略にあわせ、活用できる制度を見極めることが重要です。

業務改善助成金については現在詳細未発表です。例年人気の制度ですので、内容が確定次第、別途記事でお知らせいたします。